コードアシスト 入門コース 第 2 章 前の章 次の章

VB C# ALL プログラミング言語によるフィルタ (ここで選んだ言語で選別された説明や図だけが表示されます)

2. アプリフレームの生成

本章での作業

アプリフレーム生成ツールで AppliFrame プロジェクトを生成。

コードアシストには、アプリフレーム生成ビジネスロジック部品生成の二つの機能がありますが、 ここでは前者のアプリフレーム生成機能、すなわち「データベースアクセスなどアプリケーションの共通基盤となるプログラムコードを生成する機能」を使用してみます。

アプリフレーム生成のためには、定義済みで実際に動作するリレーショナルデータベースが必要です。 この入門コースでは、小規模データベースとして広く使われている Microsoft Access (JET) RDB エンジンを使用します。 これはデータベースとして mdb ファイルを用いるものであり、この入門コースにおいては、MANDALA.net をインストールしたフォルダ配下の以下のフォルダにある 販売.mdb を用います。

(MANDALA.net をインストールしたフォルダ)\CodeAssist\販売.mdb
(たとえば C:\Mandala9\CodeAssist\販売.mdb)

まず、アプリフレーム生成ツールを起動してください。アプリフレーム生成ツールは、スタートメニューの先のアイコングループ "AppliTech MANDALA.net 2008 V9" の中のサブグループ MANDALA.net ツール の中にあります。

--- 起動操作を素早くするためには、アプリフレーム生成ツール (DBEdit.exe) のショートカットを作って、デスクトップにドロップしておくことをお勧めいたします。こうしておくと、デスクトップ上のアイコンをダブルクリックするだけでデザインアシストを起動できるようになります。---

アプリフレーム生成ツールが起動されると、下図のようにウィンドウが表示されます。


(クリックすると原寸大の図が登場します)

まず中央部に表示されている小さなダイアログボックスで処理の方法を選択します。 アプリフレーム生成ツールをはじめて実行する場合、必ず「作成済み情報を修正(D)」を選択します。 すなわち、このラジオボタンをオンにしてから、OK ボタンをクリックします。 すると、ツール本体のウィンドウにアクセスできるようになりますから、以下の説明に沿って必要な情報を設定してください。

RDBMS 種別
SQLServer, Oracle または JET を指定できます。
この入門コースにおいては、"990" と入力してください。990 という数字は、本システムにおいて Microsoft Access のデータベースエンジンである JET を意味するコードになっています。 コードを入力すると、右側の欄に JET という名称が表示され、さらにその右側に JET データベースを使用するためのライブラリ名が表示されます。 
データソース
この入門コースにおいては、サンプルアプリケーション用 mdb ファイルのフルパスファイル名 (以下) を入力します。
C:\Mandala9\CodeAssist\販売.mdb
(MANDALA.net を C:\Mandala9 にインストールした場合の例)
キーボードからファイル名を入力するかわりに、データソース欄の右側にあるブラウズボタン ... をクリックし、ファイル選択ダイアログボックスから指定することもできます。
統合セキュリティの適用 (チェックボックス)
この入門コースにおいては、何も入力せず、Enter キーを押下してください。
アカウント
この入門コースにおいては、何も入力せず、Enter キーを押下してください。
パスワード
この入門コースにおいては、何も入力せず、Enter キーを押下してください。

ここまでの入力が終わると、アプリフレーム生成ツールは、データベースシステムから各テーブルのメタ情報を取得します。この間、ツールのウィンドウは入力不可になります。 この処理には、ローカルコンピュータ上の JET データベースを使用している場合であっても、少しばかり時間がかかることがありますが、ほとんどの場合 1 〜 2 秒以内には完了して入力可能になります。

取得したデータはアプリフレーム生成ツールの画面上に表示されます。


(クリックすると原寸大の図が登場します)

ひき続き、ヘッド部の項目にインプットしていきましょう。

生成場所
アプリケーションシステムの原型となるソリューション、プロジェクト、およびフォームなどが含まれているフォルダを指定します。あるいは、入門コースの資材のコピー先のフォルダを指定します。この入門コースにおいては、以下のようにインプットしてください。
C:\Sample\Lesson1
このフォルダを使用できないなどの理由で他のフォルダを指定する場合は、以降の説明を適宜読みかえてごらんください。
生成言語
アプリフレーム生成ツールが生成するソースの言語を指定します。Visual Basic (VB), C# の 2 つのプログラミング言語から選択することができます。
この入門コースにおいては、Visual Basic を選択したものとした説明になっています 

アプリフレーム生成ツールの画面の下半分ほどに、データベースに格納されているテーブルが一覧表示されますが、この入門コースにおいて設定の必要になる箇所はごくわずかです。画面の明細行に対応するテーブルに関する設定だけが必要です。

まず、「売上明細」というテーブルを見つけてください。図の例ですとテーブル一覧の最下行になっています。そしてこの行の、右から 2 番目の項目 というチェック欄をクリックしてチェックして、 欄に 99 とインプットしてください。

ここでフォーカスは 欄にあるはずですが、そこでキーボードの F8 を押下してください。新しいウィンドウテーブル情報エディタが表示されます。


(クリックすると原寸大の図が登場します)

ここではテーブル「売上明細」のカラムが一覧表示されます。そこで、テーブルへのアクセス方法を指示するために 1 行目の「売上伝票番号」項目の 欄に数字 "1" を、2 行目の行番号項目の 欄に同じく数字 "1" を入力してください。

この設定の意味は、テーブル「売上明細」の キーが項目「売上伝票番号」一つだけから構成され、 キーが項目「行番号」一つだけから構成されているということです。

これらの入力が終わったら、メニューから ファイル(F) - 確定 をクリックしてください。テーブル情報エディタのウィンドウは閉じられ、アプリフレーム生成ツールのウィンドウに戻ります。

アプリフレーム生成ツールにおいても、テーブル情報エディタを閉じたときと同じように メニューから ファイル(F) - 更新 をクリックしてください。これで DB 情報ファイル (dbinfo) が保存されるとともに、プロジェクト AppliFrame のフォルダにプログラムコードを収めた数多くのファイルが作成されます。

なお、ここで生成されたプログラムコードを用いることによって、データベースの各テーブルへのアクセスができます。


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