コードアシスト 入門コース 第 1 章 前の章 次の章

VB C# ALL プログラミング言語によるフィルタ (ここで選んだ言語で選別された説明や図だけが表示されます)

1. プロジェクトの準備

本章での作業

Visual Studio で Uriage という名前のプロジェクトとソリューションを作成する。

Uriage プロジェクトに、用意されているフォームファイルと総括表ファイルを組み込む。

1.1 新規プロジェクトの作成

まずは、入門コースを通して使用するプロジェクトを作成します。

Visual Studio 2008 を起動し、メニュー ファイル(F) から 新しいプロジェクト(P) をクリックしてください。「新しいプロジェクト」というダイアログボックスが表示されますので、下図のように Windows アプリケーション テンプレートを選択し、プロジェクト名に Uriage と入力して  OK  ボタンをクリックします。


(クリックすると原寸大の図が登場します)


(クリックすると原寸大の図が登場します)

VB の場合の ダイアログボックス

(クリックすると原寸大の図が登場します)

C# の場合の ダイアログボックス

(クリックすると原寸大の図が登場します)

これで Uriage という名前のプロジェクトと、それを包含するソリューションが作成されます。デザイナウィンドウには、デフォルトのフォーム (Form1.vb) が編集可能な状態で表示されます。入門コースでは、このデフォルトのフォームは使用しないので、あとで削除します。

1.2 アプリケーションフォームの組み込み

入門コースのために用意されているフォーム Fr_Uriage をプロジェクトに組み込みます。Visual Studio 2008 のメニュー プロジェクト(P) から 既存項目の追加(G)... をクリックしてください。ファイルを選択する「既存項目の追加」というダイアログボックスが表示されますので、下記のフォルダからフォームのソースファイル(.vb または .cs)および MANDALA.net 総括表ファイル(.smr) を指定します。smr ファイルを表示させるには、ダイアログボックスのファイルの種類欄に「すべてのファイル(*.*)」を指定しておきます。

(VB の場合のフォルダ)
(MANDALA.net をインストールしたフォルダ)\CodeAssist\vb\Lesson1\Uriage\Forms
(たとえば C:\Mandala9\CodeAssist\vb\Lesson1\Uriage\Forms)

(C# の場合のフォルダ)
(MANDALA.net をインストールしたフォルダ)\CodeAssist\cs\Lesson1\Uriage\Forms
(たとえば C:\Mandala9\CodeAssist\cs\Lesson1\Uriage\Forms)

VB の場合の指定


C# の場合の指定

 追加(A)  ボタンをクリックすると、これらのファイルがプロジェクトのフォルダにコピーされ、プロジェクトメンバとして追加されます。

1.3 スタートアップフォームの設定

この段階で、プロジェクトには Form1 および Fr_Uriage という 2 つのフォームが存在しています。Form1 は、デフォルトで組み込まれている仮のメインフォームですが、プロジェクトはこれをスタートアップフォームとして認識しています。この設定を変更し、Fr_Uriage をスタートアップフォームにします。

VB の場合

Visual Studio のメニュー プロジェクト(P) から Uriage のプロパティ(P)... をクリックしてください。プロジェクトデザイナが表示されますので、アプリケーションページを選択します。スタートアップフォーム(O) 項目には Form1 が表示されていますが、コンボボックスを操作してこの指定を UriageDenpyo.Fr_Uriage に切り替えます。また、ルート名前空間(R) 欄には Uriage と表示されていますが、この入門コースではルート名前空間を使用しませんので、入力欄の内容を消去しておいてください。

C# の場合

プロジェクトに最初から含まれているソースファイル Program.cs を編集します。Program.cs の中にある Main メソッドは次のようになっています。 (初期状態では、Program.cs にはこの Main メソッドのみ記述されています。)

        [STAThread]
        static void Main( ) {
            Application.EnableVisualStyles();
            Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
            Application.Run(new Form1());
        }

強調表示されている Form1 の部分を UriageDenpyo.Fr_Uriage に書き換えます。これは先ほど組み込んだ Fr_Uriage.cs ファイルによって定義されているクラスのフルネームです。 書き換えを行うことで Main メソッドの内容は次のようになります。

        [STAThread]
        static void Main( ) {
            Application.EnableVisualStyles();
            Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
            Application.Run(new UriageDenpyo.Fr_Uriage());
        }

これでフォームに関する設定はできました。デフォルトのフォームである Form1 にはもう用がありませんので、これを削除します。 ソリューションエクスプローラのウィンドウで Form1 をクリックして選択状態にして、Visual Studio のメニュー 編集(E) から 削除(D) をクリックします。

1.4 フォーム設計の確認

ここでプロジェクトの主要な構成要素であるフォームを詳しく見ておきましょう。 ソリューションエクスプローラでフォルダ Forms 下にある Fr_Uriage.vb (VB の場合) Fr_Uriage.cs (C# の場合) をダブルクリックすると、プロジェクトのメインフォーム Fr_Uriage が表示されます。


(クリックすると原寸大の図が登場します)

これは販売管理システムなどでよく使われる典型的な画面パターンだといえます。この入門コースでは、プロジェクトにビジネスロジック部品などを付け加えていくことで、実用性を帯びた売上伝票入力アプリケーションに仕立て上げいてきます。 その際、コードアシストを利用してアプリケーションの完成度をどこまで高めることができるのかを試してみることにします。 ここでご注目いただきたいのは、作業の中でプログラム・コードを記述する必要がほとんどないことです。

これでプロジェクトの準備は完了しました。この章の最後の仕事として、作成したプロジェクトをディスクに保存します。Visual Studio のメニュー ファイル(F) から すべてを保存(L) をクリックしてください。「プロジェクトの保存」というダイアログボックスが表示されます。名前(U) 欄には Uriage と表示されていますので、そのままにしておいてください。場所(L) 欄にはこのプロジェクトを保存するフォルダを入力します。どこに保存しても入門コースを続行するのに差し支えはありませんが、今後このドキュメントでは C:\Sample\Lesson1 というフォルダを指定したものとして説明を記述していきます。 上書き保存(S ボタンをクリックすれば、保存が実行されてダイアログボックスは閉じられます。


(クリックすると原寸大の図が登場します)


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