MANDALA.net 2008 V9 のセットアップ (A0602532)

このドキュメントには、“AppliTech MANDALA.net 2008 V9”というソフトウェアのセットアップ (インストール) を行う際に必要となる情報が、次の順に書いてあります。


目次

 

1.このソフトウェアの動作環境
 1.1 必須ハードウェア
 1.2 必須ソフトウェア

2.セットアップ (インストール) の手順
 2.1 Visual Studio 2008 のオプションの設定
 2.2 MANDALA.net のインストール用の媒体からのコピー処理

  参考情報: ショートカットについて
  参考情報: インストール用の媒体からのコピー処理について
  参考情報: アンインストールについて

3.ライセンスのセットアップの手順
 3.1 手順1: ライセンステキストの選択
 3.2 手順2: ライセンステキストのセットアップと送付
 3.3 手順3: 正式なライセンステキストの格納

4.このソフトウェアを動作させる手順

5.トラブル発生の際のチェック項目と処置

6.アンインストールでは削除されないファイルの削除方法

 



はじめに

◆ セットアップに必要な二つの作業
 セットアップの手順は二つあります。@「インストール用の媒体 (CD-ROM) からの通常のセットアップ」をした後に、A「ライセンスのセットアップ」が必要です。この二つの作業を実施することで、 このソフトウェアが動作するようになります。

なお、MANDALA.net 2008 V9 のセットアップには、 MANDALA.net 2008 V9 というラベルの付いた CD-ROM またはダウンロードしたファイル (インストール用の媒体) を必要とします。

MANDALA.net 2008 V9 の著作権は、アプリテック株式会社に帰属しています。ただし、この中には一部マイクロソフト社が著作権を保有するモジュールが含まれています。

 Copyright © 1994-2008 by AppliTech, Inc. All Rights Reserved.
 Copyright © 1987-2005 by Microsoft Corporation. All Rights Reserved.



1.このソフトウェアの動作環境

1.1 必須ハードウェア

ハードウェア環境としては Visual Studio 2008 が快適に動作するスピードと記憶容量をもつパソコンが必要です。具体的には、以下のとおりです。

 プロセッサ (CPU): Pentium クラスのプロセッサで 2.2 GHz 以上が推奨。
 主記憶 (RAM): 1024 メガバイト (MB) 以上が推奨。
 ハードディスク: 7,200 RPM 以上が推奨。新たに 100 MB ほどの容量が必要。
 モニタ: 解像度 1024 × 768 以上、色の表示 High Color 16 ビット以上が推奨。
 マウス: Microsoft Mouse またはこれと互換性のあるポインティングデバイス。
 CD-ROM ドライブ: インストールの際に必要。


1.2 必須ソフトウェア

MANDALA.net 2008 V9 は、次のいずれかのオペレーティングシステム (Windows システム) を必要とします。98MeServer 2000 はサポートされていません。

なお、サービスパックとは、それぞれのソフトウェア製品のレベルを上げるための修正モジュール群のことです。

サービスパックは、インターネットを使ってマイクロソフト社の Web サイト http://www.microsoft.com/japan/ からダウンロードすることができます。

MANDALA.net 2008 V9 は、次のいずれかの Visual Studio 2008 を必要とします。

日本語版の Visual Basic 2008 Express Edition または Visual C# 2008 Express Edition でもある程度の動作確認をすることができますが、バッチ機能が使えないなどの制限が付きます。

MANDALA.net 2008 V9 は、これらのいずれかが動作しているパソコンでないと、インストールして動作させることができません。ですから、上記のいずれかをインストールして、まずは動作することを確認してください。



2.セットアップ (インストール) の手順

MANDALA.net 2008 V9 をインストールする前に、Visual Studio 2008 がインストールされていて快適に動作していることを確認してください。もしも未だインストールをなさっていない場合には、インストールを実施して、動作することを確認してください。

確認が済んだら、次の述べるように、(1) Visual Studio 2008オプションの設定および (2) MANDALA.net 2008 V9 のインストール用の媒体 (CD-ROM) からのコピー処理を行ってください。

なお、MANDALA.net 2008 V9 というラベルの付いた CD-ROM をドライブにセットすると、オートランのダイアログボックスが登場して、インストールのご案内をいたします。このダイアログボックスが登場する前にエラーが発生する場合は、Visual Studio 2008 (または必要な .NET Framework) がインストールされていない可能性が高いといえます。


2.1 Visual Studio 2008 のオプションの設定

Visual Studio 2008 のメインウィンドウの ツール(T) というメニュータイトルを開いて、その中の オプション(O)... というメニュー項目をクリックしてください。この操作をすると、オプションというダイアログボックスが登場します。そのプロジェクトおよびソリューションフォルダの中の全版をクリックしてください。そして、以下のように、チェックボックスビルド構成の詳細を表示(I) および常にソリューションを表示(H) にチェックを入れてください。

オプション


同様に、オプションというダイアログボックスのプロジェクトおよびソリューションフォルダの中の Visual Basic の規定値をクリックしてください。そして、以下のように、設定してください。変数宣言を明示的にするのがお勧めです。

 Option Explicit (E): On
 Option Strict (S): On
 Option Compare (C): Binary
 Option Infer (I): Off

オプション


2.2 MANDALA.net のインストール用の媒体からのコピー処理

これらの設定を行った後に、このブラウザ以外のすべてのアプリケーションを終了させてください。Alt キーを押下した状態で Tab キーを押下することで確認できます。

この確認が済んだら、この下のボタン「セットアップ開始」をクリックしてください。すると、ダイアログボックス「ファイルのダウンロード」が登場しますから、 警告を無視して、ボタン「開く(O)」をクリックしてください。 さらに、ダイアログボックス「セキュリティ警告」が登場するかもしれませんが、 警告を無視して、ボタン「はい(Y)」をクリックしてください。

セキュリティ警告が出る理由は、ブラウザの延長線上でインストール作業を行おうとしているためであり、ブラウザは一般にネットワーク上のファイルを扱うものなので、そのファイルが信用のおけるものかどうかを疑ってかかるからです。

セットアップ開始

もしも、 この警告を無視したくなければ、(キャンセルして) 別の操作方法、すなわち次の (1) から (4) の手順に従ってください。この操作方法の場合、Windows OS は、ローカルなパソコン内の操作とみなすので、セキュリティ警告を出さないかもしれません。いや、OS の種類や設定によっては、警告が出るかもしれません。 いずれにしても、どの操作方法を採用しても、これから行おうとしているインストール作業の実体に何ら変わりがあるわけではありません。

(1) MANDALA.net 2008 V9 というラベルの付いた CD-ROM をドライブにセットする。

(2) スタートというメニューを開いて「ファイル名を指定して実行(R)... 」を選択する。

(3) ダイアログボックスが表示されたら、その中に次のようにインプットする。

 X:\Setup

ここでは、CD-ROM のドライブ名を X と仮定していますが、X の代わりに実際のドライブ名を指定してください。

(4) Enter キーまたは実行キーを押す。

あるいは、 上記 (1) から (4) の代わりに、 Windows エクスプローラで CD-ROM の中の Setup.exe を表示して、 それをダブルクリックする操作でもかまいません。

いずれかの操作をすると、 セットアップウィザードが登場します。

セットアップウィザード

そこで、次へ(N) のボタンをクリックすると、お使いになる Visual Studio の選択という問い合わせがなされます。

セットアップウィザード

どちらかを選んで、次へ(N) のボタンをクリックしてください。すると、インストール フォルダの選択という問い合わせがなされます。

セットアップウィザード

この案内に従って、ディスク容量の確認を行い、 インストール先フォルダを指定し、さらにすべてのユーザー向けかどうかを指定してください。

そして、指定に誤りがないことを確認できたら、次へ(N) のボタンをクリックしてください。

ご注意: インストール先フォルダ
 インストール先フォルダとしては、 MANDALA.net 2008 V9 のユーザーが書き込み権限をもつフォルダを指定してください。書き込み権限のないフォルダに MANDALA.net 2008 V9 をインストールすると正常に動作させることができません。
 インストール先フォルダの規定値は \Program Files\AppliTech\Mandala9 になっています。しかし、通常 Vista では、このフォルダへの書き込みは禁止になっているかセキュリティ保護されていますので、これらを解除して書き込み可能になるように設定するか、またはこれ以外の書き込み可能なフォルダ (たとえば C:\Mandala9) にインストールすることが必要です。
 なお、別のドキュメント 「MANDALA.net 2008 V9 のスタートアップ」 では、C:\Mandala9 というフォルダにインストールされたものとして説明してありますので、そこにインストールすることをお勧めいたします。


セットアップウィザード

ここで、次へ(N) のボタンをクリックすると、インストール用の媒体 (CD-ROM) からのコピー処理が始まります。

コピー処理にかかる時間は、 ハードウェアの性能に依存しますが、 通常は約2分もかかりません。


コピー処理が終わると、 コントロールパネルのプログラムの追加と削除というダイアログボックスの中に“AppliTech MANDALA.net 2008 V9”という項目が作成されます。この項目を操作することによって、このソフトウェアの修復削除が行えます。

さらに、(上記の項目が作成されるだけでなく) スタートメニューの延長上のメニュー“すべてのプログラム(P)”の先に“AppliTech MANDALA.net 2008 V9”というプログラムアイコングループが作成されます。このアイコングループの中には、幾つかのツールを収めた MANDALA.net ツールというフォルダの他に、少なくとも次の三つのプログラムアイコンが見つかります。

これらをクリックすれば、それぞれが起動されることになりますが、その前にライセンスのセットアップが必要です。


◇ 参考情報: ショートカットについて

このセットアップウィザードでは、特にデスクトップ上にショートカットを作成することはしておりません。必要ならば手作業でショートカットを作成してください。Windows エクスプローラで以下のファイルのショートカットを作成して、デスクトップにドラッグアンドドロップで配置すればよいだけです。


◇ 参考情報: インストール用の媒体からのコピー処理について

MANDALA.net 2008 V9 は、その 100 % を .NET のマネージドの世界の中でまかなっているので XCOPY ディプロイも可能ですが、上述のセットアップウィザードにインストール用の媒体からコピー処理を実施させる方が簡単なのでそうしています。

しかし、こうすることでコピー処理の内容が分かり難くなっているので、ここでその説明をしておきます。

基本的に、コピー処理の対象は、インストール先フォルダの中に限られます。例外としては、前述のコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に関する処理、 および「プログラムアイコン」に関する処理などがあるだけです。


◇ 参考情報: アンインストールについて

コントロールパネルのプログラムの追加と削除の中の“AppliTech MANDALA.net 2008 V9”という項目を操作することによって、このソフトウェアの削除 (アンインストール) が行えます。しかし、アンインストールでは、コピー処理でコピーされたファイルを削除するだけなので、この後でインストール先フォルダの中に作られるフォルダやファイル (ビルド処理のアウトプットなど) は削除されません。したがって、削除の指示をしてもインストール先フォルダの中にファイルやフォルダが残ることがあります。また、以下に述べるライセンステキストも残ります。

これらのファイルの削除方法は「6.アンインストールでは削除されないファイルの削除方法」に書いてあります。



3.ライセンスのセットアップの手順

ライセンスのセットアップは、次のように手順1手順2手順3の3ステップで行います。ここでは、シリアル番号が振られたライセンステキストというテキストファイルが重要な役割を果たします。なお、手順2手順3の間では、アプリテック株式会社とのメールのやり取りが必要です。


3.1 手順1: ライセンステキストの選択

プログラムアイコン MANDALA.net コード合成をクリックすると、ライセンスセットアップというダイアログボックスが登場します。

ライセンスセットアップ


ここで、ライセンステキストを選択してください。ライセンステキストは、インストール用の媒体 (CD-ROM) の中の License というフォルダ配下のフォルダの中に License.txt というファイル名で格納されています。
 詳しくご案内すると、フォルダ License の配下には、幾つかのフォルダが含まれていて、このそれぞれのフォルダの中に一つずつ License.txt というファイル名のライセンステキストが含まれています。そして、それぞれのライセンステキストには、それぞれ異なるシリアル番号が振られていまです。

ご注意: パソコンとライセンステキストのシリアル番号の対応付け
 同じシリアル番号のライセンステキストを複数のパソコンに適用することは禁止されています。したがって、ライセンステキストの選択の際には、すでに他のパソコンで選択済みのライセンステキストを選択しないようにしてください。
 数が多いときには、それぞれのパソコンとライセンステキストのシリアル番号とを対応付けた一覧表をつくることをお勧めいたします。

ライセンステキストを選択した後に、次へというボタンをクリックしてください。すると、手順2のためのライセンステキストのセットアップ (下図) のダイアログボックスが現れます。


3.2 手順2: ライセンステキストのセットアップと送付


ライセンスセットアップ


ここで、ボタン実施をクリックしてください。すると、ライセンステキストのセットアップがなされて、しばらくするとメモ帳が現れます。メモ帳の中には、『パソコン識別情報が付いたライセンステキスト』(MANDALA.log) がアプリテック株式会社宛てのメールという形でしたためられています。

この内容を熟読の上、 この内容に合意していただけたならば、このテキストファイルをアプリテック株式会社に送付なさるとともに、 このソフトウェアのライセンスのご契約をなさって、 正式なライセンステキストを取得してください。

詳しくは、メモ帳に表示される説明をご覧ください。

なお、正式なライセンステキストを取得なさるまでの間は、 このテキストファイルをインストール先フォルダの中の License.txt に上書きしておく (同名のテキストファイルとして名前を付けて保存(A)... の操作をしておく) ことをお勧めいたします。念のために申し上げますと、元のファイル名は MANDALA.log ですので、これを License.txt という名前に変えることになります。


3.3 手順3: 正式なライセンステキストの格納

メールをアプリテック株式会社に送付すると、折り返しデジタルサインがなされた正式なライセンステキストが送られてきます。

これをメモ帳で開くか、 メモ帳を起動しそこに貼り付けてから、インストール先フォルダの中の License.txt に上書きする (同名のテキストファイルとして名前を付けて保存(A)... の操作をする) と MANDALA.net 2008 V9 が使えるようになります。

このときにシリアル番号をご確認の上、 パソコンを取り違えることのないようにご注意ください。ライセンステキストは、 そのシリアル番号に対応するパソコンに関してのみ有効です。別のパソコンではお使いになることができません。

このようにして正式なライセンステキストを格納した後に、プログラムアイコン MANDALA.net コード合成をクリックしてください。すると、初回だけダイアログボックスライセンス情報が登場して、ソフトウェア“MANDALA.net”のご使用の条件に同意していただけるかどうかの問い合わせがありますから、 それに答えてください。これに同意することで、セットアップは完了します。

ライセンス情報


なお、この同意がなされる前には、MANDALA.net バッチを起動することはできません。しかし、マニュアルに関しては、この同意をなさる前であっても、ご覧いただくことができます。



4.このソフトウェアを動作させる手順

ご使用の条件に同意していただいた後は、プログラムアイコン MANDALA.net コード合成をクリックすることで、コード合成ツールを起動できます。
 また、プログラムアイコン MANDALA.net バッチをクリックすることで、バッチツールを起動できます。

なお、インストールした直後の場合には、動作確認の意味も込めて、MANDALA.net バッチを起動して、一通りの処理をさせてみることをお勧めいたします。 初回の起動時には、 ダイアログボックスバッチファイルの指定の中に BatchAll.bfl が指定されているので、ボタン開く(O) をクリックすればよいだけです。

ただし、統合開発環境 (IDE) として Visual Basic 2008 Express Edition または Visual C# 2008 Express Edition をお使いの場合、バッチ機能は使えません。

バッチファイルの指定


この後は、別のドキュメント 「MANDALA.net 2008 V9 のスタートアップ」 を参照して、 MANDALA.net に関する理解を深めてください。



5.トラブル発生の際のチェック項目と処置

セットアップがうまくいかない場合には、エラーメッセージを参考にして、トラブルの原因をなくしてから、再度トライしてください。何らかのシステムファイルを使用するアプリケーションが動作していると、セットアップできないことがあります。すべてのアプリケーションを終了させてセットアップを実施してください。

また、次の点をチェックしてください。

これでもトラブルが解決しない場合には、アプリテック株式会社にご連絡ください。



6.アンインストールでは削除されないファイルの削除方法

コントロールパネルのプログラムの追加と削除の中の“AppliTech MANDALA.net 2008 V9”という項目に対する操作によって、このソフトウェアの削除 (アンインストール) を行うことができます。しかし、以下のファイルは削除されずに残ります。

これらを削除するには、ファイルまたはフォルダの名前を Windows エクスプローラで表示してから、それに対して削除の指示を行ってください (通常のファイル削除のため操作をすればよいだけです)。なお、ファイルフォルダが読み取り専用 (書き込み禁止) になっている場合には、これを解除してから削除してください。

ここでご注意ですが、ライセンス情報については、削除しないで残しておくか、またはそのバックアップをとっておいてください。なぜなら、ライセンス情報は一度だけしか発行されないからです。もしもライセンス情報を削除してしまうと、この後で再度セットアップを行ったときに、MANDALA.net 2008 V9 を動作させることができなくなってしまいます。


 アプリテック株式会社
 アプリテック株式会社
 電話: 055-973-6823
 FAX: 055-973-6824
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